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[[第24回研究会>024]]
*人工市場を用いた高頻度取引が金融市場流動性に与える影響の調査 [#a3afe193]
**著者 [#bebc2e1a]
益田裕司(神奈川工科大学), 水田孝信(スパークスアセットマネジメント), 八木勲(神奈川工科大学)
**概要 [#o44f533d]
近年,金融市場では「流動性」に関心が集まっている.流動性は金融市場の盛況を表す尺度とされ、「取引のしやすさ」とも捉えられる.実証研究ではそれぞれの研究目的に沿った流動性指標が定義され,それらの有用性が議論されていた.この流動性に大きな影響を与えるといわれているのが高頻度取引(HFT)である.しかし,HFTが流動性指標にどのような影響を与えるのかは明確にされていない.そこで本研究では,人工市場を用いて,HFTを用いるエージェントが主要な流動性指標(Volume,Tightness,Resiliency,Depth)にどのような影響を与えるのかを指標の相関も考慮しながら調査した. その結果,HFTがいない場合と比べ,流動性指標は流動性が高まる方向へと変化していることがわかった.このことからHFTは市場流動性を高める効果がある可能性が示唆された.
**キーワード [#ld4e17e4]
人工市場, マルチエージェントシミュレーション, 流動性, 金融市場
**論文 [#z9fda15a]
//(3月11日以降に公表いたします)
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