020-06

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[[第20回研究会>020]]

*人工市場を用いた市場流動性に影響を与える要因の検出 [#kae34db8]

**著者 [#m76659c9]
益田裕司(神奈川工科大学),水田孝信(スパークスアセットマネジメント),八木勲(神奈川工科大学)

**概要 [#i6b37253]
市場の「流動性」に関心が高まっている.流動性は金融市場の盛況を表す目安とされ,「取引のしやすさ」ともいうことができる.実証研究では,それぞれの研究目的に沿うような流動性指標を用いて,その有用性を議論していた.しかし,これまでにそれら研究ごとに指定された流動性指標の間にどのような関連があるのかは議論されていない.なぜなら,現実市場では様々な要因が流動性指標に影響を与えているため,単純にその関連性を議論することは困難だからである.そこで本研究では,その関連性を議論するにあたり,市場内のどの要素が,流動性指標に影響を与えるのかを人工市場を用いて調査した.その結果,4つの流動性指標(Volume,Tightness,Resiliency,Depth)は,人工市場のパラメータのうち,1)ティックサイズ,2)投資家の注文戦略を決めるファンダメンタル成分,テクニカル成分,ノイズ成分から影響を受ける可能性があることがわかった.

**キーワード [#eb486dea]
人工市場,マルチエージェントシミュレーション,流動性,金融市場

**論文 [#r72ebb48]

//(3月19日までに公表いたします)
&ref(SIG-FIN-020-06.pdf);
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