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[[第27回研究会>027]] * 有価証券報告書におけるリスク階層構造分析 [#nec8b984] ** 著者 [#z5eb10ac] 藤井元雅(東京理科大学), 坂地泰紀, 佐々木一(東京大学), 増山繁(東京理科大学) **概要 [#jde9659c] 不確実性の高い環境の中で企業経営におけるリスクは日々変化している.しかし自然災害のような場合を除き,このようなリスクは単体で発生するものではなく,他のリスクを含む様々な事象(リスク要因)が発生したことにより生じる場合が多い.このことをリスク要因間に因果関係があると定義する.さらには1つのリスク要因から複数の別の結果が生じる場合もある.例えばある企業においてはCovid-19の流行というリスク要因が発生した際に,IT投資の増加によって売上が上がる部門もあれば,景況悪化に伴う広告出稿の抑制(経営環境の悪化というリスク要因)によって赤字に転落する部門もあった.つまり,実際に企業が直面しているリスクを把握,評価を行う際には,リスク要因単体を把握するだけでなく,それが最終的に業績へどのような影響があるのかを把握する必要があり,すなわちこれらのリスク要因の階層化を図ることが重要であると考えられる.そこで,本研究では抽出されたリスク文の因果関係に関する内容を取得し,事業リスクの要因について階層構造を用いて把握する手法を提案する. **キーワード [#v6d5fad2] 自然言語処理, 有価証券報告書, 金融テキストマイニング, リスク要因 **論文 [#t31156c1] //(10月6日以降に公表いたします) &ref(05_SIG-FIN-27.pdf);